ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

青年海外協力隊の任期2年の間に日本に帰るか帰らないか

青年海外協力隊の旅行事情

青年海外協力隊は、任期が2年です。派遣される国を任国と言います。

1年に20日、任国外に行くことができます。

(※一等親の忌引きや病気等は、カウント外)

 

現行の規則では、任国外にいける国も限られており、"日本+近隣国"となっています。

(ちなみに、2019年10月から、規則が改定になり、行ける国が増えます。ヤッタネ!)

 

例えば、私のいるペルーの場合だと、

任国外で行ける近隣国は、チリ・ボリビア・エクアドル・ブラジルです。

 

 

ペルーに来る前に考えていたこと

任国外で行ける近隣国は、観光するのにとても魅力的です。

  • チリ:イースター島、アタカマ砂漠、パタゴニア等々
  • ボリビア:ウユニ塩湖等々
  • エクアドル:ガラパゴス諸島等々
  • ブラジル:イグアスの滝等々

挙げきれないほど、観光地にあふれています。2年で計40日の任国外旅行では足りないくらいです。

私はもともと旅行が好きと言う事もあり、ずっと40日をどう有効に活用するか悩んでいました。

 

青年海外協力隊に参加した理由のひとつに、

"自分では選ばないような国で、日本から遠く離れた場所で生活がしたい"

というのもありました。

もともとインドネシアなどアジアが好きでしたが、青年海外協力隊では馴染みのないところに行きたいと思っていました。

 

だから、

 

絶対日本に帰らない。ペルーにいる間に南米旅行する!!

と息巻いていました。

ちなみに、日本からリマは飛行機で1日以上かかります。南米はやっぱり日本から遠いです。

 

そもそも、2年すら日本を離れて生活できないってダサい。絶対、日本に帰らない。

と本気で思っていました。

 

ペルーに出発する前は、2年帰ってこない前提で家族や友人ともお別れ。

 

 

ペルーに来てから感じていること

実際、ペルーに来てからというもの、ずっと2つの思いが渦巻いています。

それは、南米を旅行したい思いと日本に帰りたい思いです。

① 南米を旅行したい

悩みポイント

  • ペルーにはマチュピチュ以外に魅力的な場所がたくさん。ペルー各地を旅行しているだけで2年間すぐ終わりそう。
  • 基本、乾期と雨期に分かれるのでベストシーズンが集中する。
  • 活動先との休みの調整。ペルーの学校は12月から3月が長期休暇のため、その時が基本休みに。
  • 南米、想像より大きすぎる。移動費が高い。
  • 観光地ではなく、協力隊の仲間の活動先にも行きたい。
  • 規則で旅行申請は1ヶ月前まで。ペルーの人は計画を立てるのが苦手なので急に予定が変わる。旅行の計画を安心して立てにくい。

結論、行きたい場所も増え、任国外旅行に行きたいときに40日以内で行くのって難しい。

 

② やっぱり日本に帰りたい

理由は簡単、日本が恋しいからです。

  • 言わずもがな、日本食が食べたい。恋しい。
  • 日本の繊細さに触れたい。かゆいところに手が届く、細部に知恵が施されている日本のものが恋しい。
  • 家族、友人に会いたい。
  • やっぱり日本が好き。

あと、真面目な話をすると、活動を始めてみて自分に足りない能力や活動に必要なものなどが見えてきました。それを補うためにも、一度日本に帰りたいなと。

例えば、日本各地のプラネタリウムに行って、職場のプラネタリウムと比較し、それを職員に伝えたいなと思っています。ペルーにはプラネタリウムが、私の職場ともう1つしかなく(天然の星空はたくさんありますが・・・)、職員がプラネタリウムをどう成長させていくかビジョンが見えていないと活動していて感じています。

日本人には当たり前の地球儀もペルーでは珍しいです。ちなみに、プラネタリウムにある地球儀は日本から寄付されたものです。よくお客さんからペルーのどこで売っているか聞かれるくらい、食いつきがいいです。職員も地球儀系を充実させたいようですが、やはり買える場所がないと。ペルーはAmazon等インターネット通販も発達していないので、ぜひ日本で買ってきて欲しいと頼んできます(もちろんお金は職場持ち)。

もし日本に帰ったら、日本人がボランティアとして働いている意味を見出すチャンスかもしれないと、役に立つチャンスかもしれないと感じました。

 

 

結論

悩みに悩んだ結果、任国外旅行で日本に帰ることに決めました。

南米旅行は、この2年間でなくても今後行こうと思えば行けます。

今この瞬間、日本がとても恋しいと言う思いと、このタイミングで日本に帰るからこそ残りの活動が充実するかもしれないと言う思いで、

日本に帰った方がメリットがありそうだと判断しました。

 

自分に甘いなぁ・・・。