ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

珍しい!ペルーの独立記念軍事行進

ペルーの独立記念日は、いつだったでしょうか。

 

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そうです。7月28日です。

 

7月28日は、家族で教会に行ったりしてゆっくり過ごします。

翌日の7月29日、国を挙げてのビックイベントがあります。

 

それは、軍事行進です。

 

リマのブラジル通りを、数万人の兵隊・警察が行進します。

日本では絶対みることのできない景色です。

 

実は、この行進に参加してきました。

 

「え?日本人なのに参加できるの??」って思いますよね。私も思いました。

 

不思議です。誰にも何も止められなかったです。

 

と言うことで、今回はなかなか見ることのできないペルーの兵隊さんたちの写真をただただアップしていきます。

 

はじめはネットにアップするの良くないなと思って、私の思い出として胸にしまっていたんですが、

割りとペルーの人もSNSアップしてるし、ペルーの国防省も練習の様子などをネットにアップしているので、いいのかなと思って。

 

行進の練習について

練習回数

行進の練習は、6回程度行われています。なぜ不確かかと言うと、全部参加しなくていいからです。ユルい。ちなみに、私は2回参加しました。

朝7時くらいに集まり、11時くらいに一度行進して解散。。。という、

非常に待ち時間が長かったです。「今は何の時間でしょうか」という空白の時間が多かったです。

 

練習場所は、空軍の滑走路。

入口。

広ーい。

軍事学校等も併設されていました。

ところどころに空軍らしく航空機が展示されていました。

滑走路。2本あるうちの1本を練習で使用。

行進に使っていない方は、普通に航空機が行きかっていました。危なくないのかな?と思いつつ、空軍のパイロットの腕を信じていました。

こういう軍っぽいヘリコプターもありました。

駐機してある飛行機はお構いなし。

 

行進練習の様子

約100人の部隊が十数部隊あり、各部隊掛け声を言ったりしながら個性を出して行進します。

約100人の部隊が十数部隊、、、つまり数万人の兵隊さんと警察官が集結しています。

(国防大丈夫かな?と不安になりつつ…。)

これだけの人数が集まっているので、7時集合でもまとまるのに時間がかかって11時くらいに行進が始まるのです。

 

日本と違ってここはペルー。いくら独立記念日の軍事行進の練習と言えど、自由さはあります。11時くらいの行進が始まるまで、じっと待ってられないのでみんな歩き回っていました。

脇でゆっくりしたり、

屋内で休憩したり、、、

「だから練習始まらないんだよ!!」って何度もつっこみました。

驚きつつもやっぱりペルーだなって思ったのは、コーヒー売りのおじちゃん。

そんな中、私は色々な兵隊さんと話しました。

みなさん正装でキリっと決めていて、難しそうな顔をしていますが、意外とみなさん優しくて、話しかけたら笑顔で答えてくれるんです。ありがとうございます!

音楽隊もいます。生演奏の中、行進するのは気持ちよかったです。

みなさん、各部隊の特徴的な装備をしています。

木々に隠れる装備の部隊も。

 

 

ちなみに、参加者は軍隊だけではありません。一部国立機関も参加しています。私の職場のプラネタリウムは国立なので、私の職場が招待されました。だから日本人の私でも行進に参加できたわけです。(いまさら、行進に参加できた理由を説明するという。。。)

こんな感じで救急隊員も参加してました。

消防隊員も。

練習中の小ネタ

数万人が参加しているので、もちろん空軍の建物のトイレだけだと足りなくて、急きょ簡易トイレが設置されました。

「毎年のことだろ!」「予想が甘い!」と思う反面、「仕事が早い!」と感心しました。

 

行進本番

端的に言うと、全く練習した意味がないというくらい練習と違いました。

まず歩く距離。練習では数百メートル。本番は3キロ。2時間かけて歩きました。ゆっくり足をあげながら歩くので、つらい。つらい。つらい。

次に掛け声。練習ではありませんでした。本番、即席で作られました。しかも行進途中に。。。と言うことでずっと大声出していました。

行進しながら、「あの練習は何だったのか…」と不思議で仕方なかったです。

沿道にはたくさんの人がおり、拍手や「ブラボー!!」と歓声をいただきました。今まで人前に出た経験のない私としては、とても貴重な経験でした。

 

ちなみに、本番にはエクアドルやチリなどペルー近隣国の軍隊も招待されていました。

 

 

※軍事行進は「戦争万歳!、戦争賛成!」というものではありません。参加して感じたのは、日々ペルーのために国立機関で働く人たちを大統領や国民が感謝するためのものでした。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。