ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

ペルーの独立記念日の祝い方

独立記念日。

日本に住んでいると馴染みのない単語です。

しかし、ペルーの人からすると独立記念日はとても大切な日です。

 

ペルーの独立記念日はいつ?

 

ずばり、7月28日です。

1821年7月28日、ペルーはサン・マルティン将軍によってスペインから独立しました。

 

世界遺産であるリマの旧市街地には、サンマルティン広場があります。

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独立記念日である7月28日はとても大切なので、「7月28日通り」という名前の通りがペルー各地にあります。リマには、私の知っている限り2つあります。

 

独立記念日は何をするの?

 

独立記念日7月28日の前後は祝日や不労日になっており、連休になります。日本で言うGWのようなものです。私の場合、2019年は5連休でした。

ペルーには祝日とは別に不労日といって、政府が指定した働かない日があります。日本に持って帰りたい文化ですね。

 

この独立記念日連休に合わせて、学校が長期休暇に入ります。ペルーは今冬なので、冬休みです。

 

ここまでは、なんとなく想像つくと思います。

 

ただ、私がペルーに来てびっくりしたのは次の2つです。

①7月中はペルーの国旗を家に飾る。いたるところ、ペルーの飾りつけ。

7月にはいると、外から見えるところ・目立つところに国旗を飾らないといけません。独立記念日の少し前からは義務となり、飾っていなければ罰金です。家の大きさによって国旗のサイズが変わります。

また、お店も独立記念日を祝って、飾付けが行われています。もちろん私の勤務先のプラネタリウムも。

 

②国立職員は円紋章をつける必要がある。

日本の日の丸のようにも見える、このペルーの円紋章。7月中は、ペルーの人たちは自然に、むしろ好んで普段のコーディネートにプラスしています。それくらい当たり前のことなんだと思います。

国立機関で働く職員は、義務でつけなければなりません。と言っても、みんな進んでつけています。

と言うことで、私の職場のプラネタリウムは国立なので私もつけなければなりません。しかし、私は日本人。普段、特に日本プライド・愛国心はメラメラ持っていませんが、さすがに円紋章をつけるのには抵抗があり、丁重にお断りしました。

が、しかし。グローバル的な視野を持合わせていない私の職場の人には私の気持ちは理解してもらえず、毎日「なんで円紋章つけないの?つけなさい。」と言われていました。

こういうところの擦り合わせが、青年協力隊になって(と言うかペルーに住んで?)大変なところですね。

自分の生まれ育った街から出た事のない人、ペルーしか知らない人に、別の概念をスペイン語で説明するのはかなりエネルギーを使います。

 

 

 

少し最後に不満も述べちゃいましたが、こんな感じでペルーの独立記念日にはペルー愛を惜しみなく出します。今年の7月は、サッカー南米大会にペルーが決勝進出したり、リマでアメリカ大陸競技大会(アメリカ大陸のオリンピック)が開催されたりと、愛国心が刺激される出来事もあり、例年に比べたらもっと盛り上がっていたそうです。

 

7月に旅行するとちょっとびっくりしてしまうかもしれませんね。

 

以上、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。