【ペルーのガイドブックに載っていないおすすめ観光地】曇って見えないリマの星空を見ることのできるプラネタリウム
白々しく職場のプラネタリウムについて紹介します。
ムツミイシツカプラネタリウム
リマの東側のアテと言う場所に、ペルー国立地球物理研究所・ムツミイシツカプラネタリウムはあります。このプラネタリウムは2008年に日本の文化無償資金協力で贈られたもので、長年ペルーで天文学の研究を行った石塚睦先生の名前に由来しています。今までに2人のJICAボランティアが活動しており、在ペルー日本国大使や日秘文化会館・ペルー沖縄県人会・日系校の方々が見学されるなど、日本と強い関わりを持っています。
アテはリマの都心から車で30分くらいと離れていますし、プラネタリウムは住宅地の中にあり、わかりにくいです。事前に連絡いただければ、プラネタリウムのある住宅地の前までお迎えに行きます。
平日は学校見学など団体のみ受付ているのですが、第1・3日曜のみ一般公開をしています。今回はその様子をお伝えします。
- 一般公開日:第1・3日曜日 10時~18時
- 住所:Ca. Badajoz 169, Mayorazgo 4 etapa, Ate
- 日本語お問合せ先:planetario@igp.gob.pe
部屋の種類
ザ・プラネタリウムのドーム型の部屋(写真:上)と普通の会議室(写真:下)の2種類あります。ザ・プラネタリウムのドーム型の方を「ドーム」、会議室の方を「3D」と呼んでいます。どちらも定員は45名。
プラネタリウムの番組内容
プラネタリウムには3番組あります。1番組50分で、もちろん全編スペイン語です。
- リマの夏の星空(ドーム):太陽や月について紹介。
- リマの冬の星空(ドーム):緯度の高さによる星座の見え方の違いについて紹介。
- 太陽系について(3D):国立天文台のMitakaシミュレーション
1と2はザ・プラネタリウムのドームでみます。星空の説明だけではなく、太陽や月について紹介しており、中学の理科を復習できます。
Planetario Nacional (Perú) inaugura sus proyectores Full Domo
3は会議室で3D眼鏡をつけながらみます。3D眼鏡を配った瞬間、セルフィ祭りがはじまります。ペルーでは珍しいんでしょうね。ここでは、太陽系の惑星をひとつひとつ説明します。
このプラネタリウムのおすすめポイントは、日本では馴染みのない南半球の星座について詳しく説明しています!ただ、リマを基準にしているため、季節の表現が逆であったり、北半球と南半球の違いなどで頭がこんがらがります。
もう1点おすすめは、真面目な教育向け内容になっているところです。正統派のプラネタリウムです。最近、日本のプラネタリウムはオシャレになりすぎて、ヒーリング目的になっていたりしますよね。
もし日本語でも聞きたいと言う方は、事前に連絡していただければ番組終了後に私が簡単に日本語で説明します。
番組スケジュール
毎時ちょうどから番組を開始します。例えば、
10:00~ 1.リマの夏の星空(ドーム)
11:00~ 3.太陽系について(3D)
12:00~ 2.リマの冬の星空(ドーム)
というように、ドームと3Dが交互になるように組んでいます。3番組制覇しようと思えば、3時間必要になります。ただ、めっちゃ疲れます。暗い中で50分スペイン語なので眠たくもなります。たいていの人は、ドームで1番組・3Dで1番組見て帰ります。
プラネタリウムの料金
- ドーム:大人8ソル(約240円)、大学生6ソル、子供4ソル
- 3D:全員6ソル(約180円)
番組の合間は…
待合室では、地球儀を飾っていたり、スペイン語の天文学系の本を置いていたりしています。
中でも人気なのが、宇宙飛行士の顔出しパネルと、新聞記事風の顔出しパネルです。
※注意※
2019年2月末までメンテナンスのため、プラネタリウム休業中です。2019年3月以降、1番組追加予定です。
では、みなさまお待ちしております。敷地内に猫ちゃんいます。