JICA海外協力隊の要請内容と実際の活動について
お久しぶりです。1ヶ月に1回は更新しようと心がけていましたが、なんとまぁ2月はサボってしまいました。
言い訳をしておくと、2月は引越し&活動&日本帰国とてんやわんやしていました。
さて、現在JICA海外協力隊の春募集が行われています。
協力隊あるあるなのは、「応募時の要請内容と実際任地で求められる活動内容が違う」ことです。
多くの応募者は心配していることではないでしょうか。
実際、私の周りでも上記理由で任地変更をした人や任期短縮をした人がいます。
と言うことで、私の場合はどうだったのかお伝えします。私が応募したときの要請内容と、私の実際の活動と、今募集されている要請内容を比較していきます。
私が応募した時の要請内容
要請内容は、ざっくり言って「小中学校対象に活動しよう!」と言うものです。
日本にいる時は、デンジロウ先生をイメージしていました。リマ市内の各学校に行き、子供たちと楽しく実験するのかなぁぁぁと。
職種は理科教育です。理科教育がベースになると思っていました。要請内容で言うと、1と2がメインで、3がサブ。
では、続いて私の実際の活動をベースに作成した後任の要請内容を見てみましょう。
後任の要請内容
じゃじゃじゃじゃーん
私が応募した要請内容にあった「出張プラネタリウム」や「小中学校への科学の普及」の文言は消えました。出張どころか、活動は国立地球物理研究所(プラネタリウム)内で行うとまで言われています。
後任の要請内容は、「指導を行う」等シニア案件ではないのに。。。素人なのに生意気な。。。内容になっています。
つまり、私は今、応募した要請内容とは全く異なった活動を行っています。
理科教育と言う職種のため、よく学校で教えていると思われますが、実際はあまり子供相手に活動していません。教員免許も持っていません。
要請内容と実際の活動内容が異なる理由
協力隊あるあるの「応募時の要請内容と実際任地で求められる活動内容が違う」件について、私なりに考えました。
①前任者と自分でキャラクターが異なる
私の場合は、このパターンです。
前任者は、確かに私が応募した要請内容のような活動をしていました。ただ、私は前任者のようには動けませんでした。
と言うことで、私なりに活動していたらアドバイザー・コンサルタントのようになりました。
つまり、自分で要請内容と活動内容を変えました。
ペルーには日本のような本格的プラネタリウムはありません。職員がプラネタリウムをどのようなものにしたいのか、具体的な目標を持っていないと感じました。そのため、私は日本でのプラネタリウムの位置づけやイベントなどを伝え、少しでも目指すべきところが明確になればいいなと思っています。
②職場のメンバーが要請時と異なる
多くの場合が、このパターンです。
要請内容を作成した時から実際に活動し始めるまで、かなり期間があきます。その間に、職場のメンバーが一新し、ボランティアに求められることが変わります。
ペルーでは、日本では考えられないスピードで職場のメンバーは変わります。私も何人見送り、何人歓迎したことか。。。
私の場合は、プラネタリウムの広報部に依頼された内容のイベントをすることが多いです。広報部のボスが変わると、求められるイベントが異なります。イベント企画途中に広報部のボスが変わったら、企画途中でも内容変更してきます。はい。
応募する人たちに伝えたいこと
要請内容と実際の活動が同じかどうかは、実際に合格しないとわかりません。応募時点で悩むよりとりあえず応募してみてほしいです。
実際に活動をはじめ、要請内容と違うなと思っても、活動期間は同じ2年です。後悔しないように活動先と話し合い、満足のいく活動を行ってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。