ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

ロックダウン中のペルーの様子

ペルーは3月16日より外出禁止令です。

※日本の外出自粛とは異なり、禁止令のためルールを破れば逮捕されます。

 

今のところ、4月12日までの予定です。私の予想では延長します。

なぜなら感染者数が増える一方だからです。。。

 

とまぁ、ペルーはいわゆる”ロックダウン”状態です。

一部報道でもあったように、鎖国中のため日本人旅行客もペルーに取り残されています。

 

ほんとに外出しちゃいけないの??

そんなことありません。

生きるために必要な外出は許されています。

今は朝5時~夕方18時までは買い物・病院・銀行に行くことができます。

(3月30日までは夜20時まで外に出れたんですけどね。。。厳しくなっちゃいました。)

 

散歩やジョギングはアウトです。逮捕される可能性が非常に高いです。

ペットの散歩もグレーゾーンのようです。

 

私は青年海外協力隊としてペルーに滞在しているため関係ありませんが、農家・物流関係・スーパー・清掃・病院・軍等、許可された仕事の方は働いています。

本当にありがとうございます。おかげさまで、変わりなく生活できています。

 

ちなみに、夕方18時~朝5時までに外出したら、逮捕されます。この時間は完全自宅待機です。

 

自家用車禁止です

遠出することで感染拡大を抑えたいからか、自家用車に乗ることは禁止されています。

大通りでは軍によって検問が行われています。

 

故に、徒歩圏内にしか買い物に行けません。

 

スーパーは入場規制があります

密集度が高まると感染リスクが高まるため、スーパーは入場規制がされます。

待っている時も1m以上距離を開けて並ぶ必要があります。

 

スーパーはいつも通りの品添えです

ペルーでも買いだめ・買い占めが起こりましたが、今となっては欠品もなくいつも通りの品揃えです。

ただ、今までと違って野菜の品質にばらつきがあるように思います。選別している暇がないんだと思います。

 

1人以上で外出禁止です

感染拡大を封じ込めることが目的の外出禁止令なので、家から出ることのできる人は1家庭1人です。

複数人での外出は禁止されています。

 

昼12時半前後は大統領の会見です

大統領が感染者数の推移やペルーの状況について会見します。

忙しいのに、毎回ほぼカンペを見ないで話している姿には感銘します。

 

大統領が会見で、

「人生で、あなたも私も一番大切なものは家族です。家族以上に大事なものはないでししょう。家族を守らなくてはなりません。でも今、家族の範囲を広げて考える必要があります。それはペルーです。家族を大事にするように、ペルー全国民に気をつかいましょう。」

とおっしゃっていました。 ※私が訳しています。

 

本当に、この通りだと思います。

家族が健康だからこそ、自分は幸せに生きて好きなことができています。

今の日本の状況を見て、あまりにも経済優先していて少し悲しいです。

 

夜8時は感謝の時間です

夜8時、コロナ感染拡大防止に尽力しているすべての人に対して感謝の気持ちを伝えるために拍手をします。

国歌、国民的歌「contigo peru」を演奏します。

 

このcontigo peru、一度聴いたらハマっちゃいます。頭の中、ぐるぐるしますよ。


Contigo Peru

 

!意外!ロックダウンの個人的メリット

ロックダウンはデメリットだけではありません。

私が生活している中で、感じたメリットは

  1. 空気がきれい(交通量が圧倒的に減るため)
  2. 交通事故にあるリスクが減る (交通量が圧倒的に減るため)
  3. 静か(夜は本当に静かで、落ち着けます)
  4. 街がきれい(人通りがほんとに減るので)

今までの生活が行き過ぎていたんだなと思うこともあります。持続可能な社会の実現ってどんなんだろうと想像したりします。

でも、やっぱり日常が恋しかったりします。要は、ないものねだりですね。

 

 

とまぁ、こんな感じで生きています。

17日も自宅待機していると慣れました。

ただ、ペルーでは現時点で逮捕者は約4万人。このまま行くと治安がどんどん悪くなりそうで不安です。

徒歩移動しか認められないので、逃げ場もないですし。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

また、次回もよろしくお願いします。