ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

【ペルーのクスコから行ける観光地】レインボーマウンテンのおすすめ現地ツアー・費用・持ち物をガイドブックより詳しく紹介!

 インスタ映えで有名になったペルーの新観光名所・レインボーマウンテンのツアーに参加してきました。ガイドブックには詳しく載っていないので、ぜひ参考にしてください。

レインボーマウンテンって?

マチュピチュに行くときに絶対立ち寄る、世界遺産の街・クスコから車で約3時間行ったとことにある標高5100mの山です。ミネラルが豊富のため、虹のように色鮮やかな山肌となっています。

車で3時間と簡単に言いますが、標高3400mのクスコの街から標高5000m近くまで登るので、常に山道ですし、舗装もされていないので非常に揺れます。

レインボーマウンテンは名称で、正式にはビニクンカ(Vinicunca)と言います。その他にも、スペイン語で7色の山(montaña de siete colores)、虹色の山(montaña de arcoiris)という名称を持っています。

ツアーの申し込み方

レインボーマウンテンの場所が場所のため、ツアーで行くことを強くお勧めします。道中はほぼ圏外でしたし、レストランのありそうな村は通りませんでした。

クスコの中心地・アルマス広場に行けば多くのツアー会社が点在しています。歩くだけで、「マチュピチュ?レインボーマウンテン?」と勧誘してきます。勧誘してきた人の話を聞いている限りツアー会社で大差はないので、「自分でココだ!」と思ったところに申し込んでください。

参考までに私が申し込んだところを紹介します。私の決め手は、友人が利用したことがあったからです。

利用したツアー会社
  • 名前:HEIDI TRAVEL
  • 住所:Calle Plateros 324, Cusco

ツアーの料金・内容

ツアーの料金は60~80ソル(約1800~2400円)です。ツアー単体なのか、入山料込みなのか、近くの湖(名前わかりません。) を見に行くのか、ご飯代が含まれているのかによって変わってきます。ツアー会社から提示された金額に何のサービスが含まれるのか確認してから、値段交渉してください。

私の場合は、ツアー会社に60ソル・入山料として10ソル支払ったので、合計70ソルでした。

〇ツアーに含まれていたもの〇
  • ホテルまでのお迎え→レインボーマウンテン→アルマス広場 (帰りはホテルまでではありませんでした。)
  • 朝ごはん・昼ごはん
  • ガイド(もはや付添いレベル)
  • 近くの湖観光(15分程度)

  • 緊急用の酸素(ほんとにあったかは謎)
×ツアーに含まれていなかったもの×
  • 入山料10ソル
  • 登山中の馬100ソル ※希望者のみ
  • 登山中の杖5ソル ※希望者のみ
  • コカ(高山病予防) ※あった方が良い!
  • 常用の酸素(高山病予防) 薬局に売っています。 ※あった方が良い!

高山病対策のコカや酸素を持っていない人が多かったです。私は高山病が平気でしたが、念のために持参しました。そして、道中、高山病で苦しんでいる人たちにコカの飴や酸素をわけてあげました。

ツアー中、お金をおろせるところはありませんし、カードを使えるところはありません。手持ちの現金がなくて困っている人もいました。最低150ソルは持ち合わせていると安心です。

ツアーのスケジュール

ツアーは明朝から夜まで、非常に長時間にわたります。

4:00~4:30 各ホテルお迎え(混合車)

6:00~7:00 朝ごはん(パンと卵焼き)

8:30~13:00 レインボーマウンテン登山

14:30~14:45 湖見学

15:30~16:30 昼ごはん(チャーハンやサラダなどビュッフェ式)

19:00 アルマス広場到着

車では虹色が見えるところの手前までしか行けません。車を降りてから虹色が見えるところまでの数kmは、馬に乗るか、自力で歩くかしないといけません。標高5000m以上の酸素の薄いところのため、各々のペースで虹色を目指します。団体行動ではありません。そのため、ものすごくゆとりを持ったスケジュールになっています。車に乗っていた人が全員帰ってきたら終わりという感じです。似たような車が何台も停まっているので、自分の車のナンバーをメモしておく事をお勧めします。

朝ごはんを食べてから昼ごはんまで非常に時間が空いています。登山後と言うこともありお腹が空くので、ぜひお菓子を持参するのをお勧めします。登山口でもお菓子が買えないわけではありませんが、街で買うより品数も少ないです。

登山中の馬について

残念ながら希望者が全員馬に乗れるわけではありません。馬も限りがあるので、一人を虹色が見えるところまで送って、戻ってきたらまた一人…と言う感じでピストン輸送です。登山口で馬を待ち続けずに、歩きながら、戻ってきた空いている馬と出会えば、馬に乗る感じです。

この戻ってきた馬に乗るのも一苦労です。すべて歩くつもりで来た人でも、ちょっと歩き始めたらやはりきつくて馬に乗りたいと言う人が続出します。

この時にガイドが活躍します。馬をあやつる現地の人はケチュア語を話すため、直接現地の人と予約・交渉することが難しいです。ガイドが現地の人とやり取りをし、ほぼ馬と同じペースで走りながら登山し、ガイドが馬を連れて帰ってきます。

ちなみに、私の場合は、馬の料金は往復で100ソル(約3000円)、上りのみ60ソル、下りのみ40ソルでした。そのうち、何割かはガイドに渡されます。しかし、山道を走りながら馬を連れてきてくれるので、マージン取られても納得できます。

ただ安全帯など身に付けずに山道を割と急なスピードで馬で上り下りするため、バランス力が必要になりますし、怖いです。馬の通る道は狭いので、バランスを崩したら即・谷底です。きついですが、意外と自分のペースでゆっくり歩くのが安全かもしれません。

レインボーマウンテンでの服装

服装が悩みの種です。標高5000m以上のため、気温は低いですが、直射日光が強いです。山の上なので天候も変わりやすいです。馬に乗るか歩くかでも体感温度は変わります。

私の場合、馬に乗るつもりだったので防寒をしっかりしました。

  • 毛糸の帽子
  • サングラス
  • UNIQLOのヒートテック2枚重ね(タートルネック)
  • UNIQLOのカシミアセーター
  • Columbiaのアウターとインナー2層になっている保温・防水・防風のスノージャケット
  • UNIQLOのヒートテックレギンス2枚重ね
  • 普通のジーンズ
  • 普通のくるぶし靴下
  • 足首までのトレッキングシューズ

私が行ったのは、2019年1月の快晴の時でした。私にとっては寒くもなく暑くもなくちょうどよかったです。ちなみに、私は手袋していませんが、手袋があった方が良いかもしれません。帽子は、防寒用と日除け用を使い分けている人もいました。

行く日によっては雪や雹が降るそうです。寒いのだけは嫌だと思って、別途ロングダウンコートとカシミアセーターを持っていきました。使いませんでしたが…。

レインボーマウンテンのトイレ

心配なのがトイレだと思います。

朝ごはん・昼ごはんを食べたところは、水洗トイレできれいでした。無料です。ペーパーがなかった場合、お店の人に言うと新しいのを出してくれます。

レインボーマウンテンには、駐車場と登山途中にあります。ぼっとん便所のような和式スタイルです。1ソルです。ペーパーはもらえます。

トイレに電気がないので、ドアを閉めると何も見えなかったです笑 懐中電灯かスマホのライトがあると良いと思います。

 

以上、レインボーマウンテンについてでした。日本では見ることのできない絶景が広がっているので、ぜひ行ってみてください!