ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

プーノ→クスコ移動はインカエクスプレスに乗ってインカ帝国遺跡を楽しめる観光バスがおすすめ!

ペルーの都市間移動といえばバス。20時間なんて良くあることです。そのため、ペルーは高速バスが発達していて、WIFIや食事のサービスがあったりします。

観光客に有名な路線が「クスコ⇔プーノ」です。所要時間は約6時間で体に優しい、標高が3000m以上でペルーっぽい、プーノからボリビアのウユニ塩湖に行くからです。

この度、ただのバス移動は疲れそうだし面白くないと思ったので、クスコとプーノを結ぶインカエクスプレスという5ヶ所の観光付きバスに乗ってきました。ちなみに観光ガイドは英語とスペイン語の2ヶ国語です。

インカエクスプレスは、1日1便、朝7時~夜17時の10時間でクスコとプーノを結んでいます。私はプーノ発クスコ着に乗りました。 

チケットの買い方

私は公式ホームページからクレジットカードで買いました。公式ホームページ以外に、クスコやプーノの街中のツアー会社やバスターミナルからでも購入可能です。 

チケットの値段

定価は50ドル+50ソル(昼食代・ガイド代)です。公式ホームページには、昼食代やガイド代が含まれていると書いてありますが、別のようです。バスの中で1人50ソル徴収されました。チケット代はプロモーションなどで安くなっている可能性がありますので、都度公式ホームページを確認してください。

観光無しの普通の高速バスは9ドルなので、圧倒的に高速バスのほうが安いです。しかも観光の時間がないため、所要時間も約6時間と短いです。

ただし、クスコとプーノ間にはインカ帝国の遺跡があったり、標高が常に3000m以上であったりとペルーならではの路線になっているので、観光ありがオススメです! 

車内のサービス

リクライニングシート。冷暖房完備。私が乗ったときは乗客も少なく、心置きなく背もたれを倒して、荷物広げていました。

トイレも完備しています。私がトイレに行ったときは山道だったので、かなり揺れました。トイレに行くタイミングは見計らった方がいいですね。各観光地にもトイレはありますが、1ソル支払う必要があるので、バスのトイレを利用することをオススメします。

飲み物もついています。添乗員に頼むと席まで持ってきてくれます。コーヒー・高山病予防のコカ茶・コーラ・オレンジジュース等。 

プーノのバスターミナル

プーノのバスターミナル:Terminal Terrestre Punoにあります。

インカエクスプレスの窓口は奥の方にあり、わかりにくいです。

窓口で大きな荷物を預け、プーノのバスターミナル使用料1.5ソルを支払って、バスに乗ります。 

1つ目の観光:Pucara (標高3900m)

約2時間、バスにゆれたらまず1つ目の観光地・プカラに着きます。赤い大きな岩肌が特徴的です。

古い教会と小さな博物館があり、博物館をみんなと一緒に見学します。

プレインカ時代のプカラ文明についての博物館です。英語とスペイン語のガイドがあります。中国からの龍と猫の頭の魚を強調していたのは分かったのですが、、、まだまだ語学力が足りません。

お土産屋もあります。 

2つ目の観光:LA RAYA(標高4335m)

また2時間くらいバスにゆられると、このツアーの最高4335mのラ・ラヤに到達します。

ここは観光というか、写真スポットです。

周りは大自然が広がり、このバスツアーのためだけのお土産屋がポツンとあります。 

3つ目の観光:MARANGANI (標高3552m)

3つ目は正直、観光ではありません。

30分位したところで、バイキング形式のランチです。

コカ茶やコーヒーは無料ですが、コーラなど冷えたジュースは別途料金必要でした。基本的にペルー料理です。私は車酔い・高山病対策で敢えてあまり食べませんでした。2種類スープがあり、温まることができて幸せでした。 

4つ目の観光:RAQCHI (標高3225m)

4つ目は、ランチ会場から車で40分ゆられたところにある、このツアー最大の見せどころのラチです。

小さな教会の裏に広がる、インカ時代のウィラコチャ遺跡を見学します。

この大きな石組は、壁だそうです。当時は大きな屋根があり、なぜこのような大きな建物が造られたのか、ガイドさんは熱く語っていました。

家と家の間を春分・秋分の日に太陽が通るように設計されているそうです。

ここでも私の英語力とスペイン語力が足りなかったです…。 

5つ目の観光:ANDAHUAYLILLAS (標高3112m)

バスで2時間ほど揺られたところに、最後の観光スポット・アンダワイリジャスに到着します。

ここでは、小さな教会を見学します。16世紀にスペインによって建てられた教会です。ちなみに、教会内は写真撮影不可です

スペイン語で「とても素晴らしい」を「Que maravilloso!」と言います。割と最上級の時に使うので、めったに言わないのですが、皆さん「Que maravilloso!」と感嘆していました。

正直、私もヨーロッパで数々の教会を見てきましたが、ここまで煌びやかな教会は初めてでした。「わぁぁぁ」と自然と言ってしまう装飾でした。

年末に行ったからか、2019年のカレンダーをいただきました。

クスコのバス停

バスで1時間半ほど揺られて、ようやく目的地のクスコに到着です。クスコに近付くにつれて交通量が増え、予定の17時には着かず、18時ごろに到着しました。 

クスコには高速バスターミナルがたくさんあります。インカエクスプレスのバス停はBolivia Hop Terminalです。ここはアルマス広場などの観光地から徒歩20分程度の場所です。バス到着後にタクシーを利用する場合は、ガイドに頼めば手配してくれます。

感想

プーノ→クスコはペルーに来たら一度は絶対乗ってみたいと思っていた路線です。ペルーに来て3ヶ月で叶い、とても幸せです。

このバスはペルーに来た外国人を対象にしたツアーなので、居心地がよかったです。(ペルーに住んでいたら当たり前のようなことも説明してくれるので。)

プーノ→クスコのバスの移動で1日つぶれると思っていたところ、5か所も素敵な観光地を回ることができ、有意義に過ごせました。やはり定期的にバスを降りて歩いたりしているので、身体もそれほど負荷がかからず、疲れを感じませんでした。

バスの車窓も日本では絶対に見ることのできない大自然ばかりです。すでに3000m以上と言うことが信じられないくらい、大きな山々に囲まれた道を行きます。

その他の高速バスに乗ったことがないので、単純比較はできないですが、インカエクスプレスをオススメします!