【ペルーとボリビアの国境・プーノ】標高3800mのチチカカ湖のおすすめ観光ツアー
年末にプーノに行ってきました。プーノは標高3800mにあり、チチカカ湖で有名な都市です。今回はチチカカ湖ツアーについてご紹介します。
チチカカ湖
チチカカ湖は、ペルーとボリビアにまたがる湖です。6割がペルー、4割がボリビアのため、チチカカ湖の「チチ」がペルー、「カカ」がボリビアと言われていたりします。
標高が3800mのところにあり、船が就航可能な湖では世界で一番高いところにあります。大きさは琵琶湖の12倍のため、あたり一面に水が広がり、標高3800mとは到底思えません。「海やん!」ってなります。
チチカカ湖には大小41個の島があり、人々が生活している島もあります。チチカカ湖ツアーの見所は、島に行き、実際の生活を体験できる点です。
チチカカ湖ツアーの種類と申込み場所
ウロス島のみ (日帰り)
ウロス島という葦で作られた島での生活を垣間見るツアーです。所要時間は約3時間半で、一日3回開催されます。価格は高速ボートで700円前後です。
ウロス島とタキーレ島(日帰り)
ウロス島に加えてタキーレ島に行くツアーです。タキーレ島はウロス島のように葦で作られた島ではありません。所要時間は9時間(7時~16時)です。価格は高速ボートで1200円前後です。※今回、これに参加しました!
ウロス島とタキーレ島(1泊2日)
タキーレ島の民家で一泊するツアーです。このツアーに参加した方に聞いたところ、民族衣装を着て踊ったり満点の星空を見たり、島民と楽しい思い出が作れるツアーだそうです。ただし、私の行った12月は雨季で曇っている&気温は5℃前後(家に暖房器具はなし)のため、タキーレ島で一夜を過ごすにはかなり覚悟がいるなと思います。価格は高速ボートで3000円前後です。
乗る船は、普通のモーターボートか高速ボートか選べます。普通のモーターボートにすると乗船時間が延びて島の滞在時間が短くなります。なぜか普通のモーターボートでも高速ボートでも出発時間と帰着時間が同じになるようにツアーが組まれています。もちろん、高速ボートの方が高くなりますが、高速ボートでもツアーの大半は乗船と言うくらい移動に時間がかかるので、断然高速ボードをオススメします!!!
ツアーの申込みは、ホテル、プーノのアルマス広場周辺のツアー会社、チチカカ湖周辺のツアー会社で申込むことができます。満席で参加できないということはなさそうなので、プーノに着いてからゆっくり考えたらいいと思います。標高が高いため、高山病で体調を崩してツアーにいけなくなる可能性もあるので、前もって予約しておくとリスクがあります。
私の場合
私はプーノのホテルに午後2時ごろに着き、ホテルの人に「午後3時からのウロス島のツアーに参加するか」聞かれましたが、到着日は高山病のことも考えて安静にすることにしました。そして、ぶらぶらアルマス広場周辺を散策中にツアー会社に立寄り、申込みました。
申込み時の説明では、昼食はツアー込みにせずに、好きなレストランに行けば良いと言われたのですが、実際にタキーレ島に行ったらレストランは無く、一般の民家にお邪魔してご飯をいただくスタイルだったため、ツアーで行く民家にお邪魔しました。
結局、ツアー申込み時に35ソル(約1050円)、昼食代で20ソル(約600円)、ウロス島でのチップ10ソル(約300円)で合計65ソルかかりました。
ツアーのスケジュール
7:00 各ホテル回りながら港まで
7:15 プーノの港着
7:50 プーノの港発(出発まで船で待っていたので、ちょっと酔いました。)
8:15 ウロス島着 (船の中ではチチカカ湖・ウロス島についてスペイン語・英語で解説がありました。)
9:45 ウロス島発 !ウロス島:滞在時間1時間半!
11:20 タキーレ島着
11:45 昼食
12:45 自由散策
14:00 タキーレ島発 !タキーレ島:滞在時間2時間半!
16:00 プーノの港着
タキーレ島は遠かったです。地図で見たら、まだまだペルー側で、ほんとにチチカカ湖が大きいことを思い知りました。
ウロス島
ウロス島は葦(トトラ)でできた浮島です。各家庭で1つの小さな島を形成していて、それが連なって大きな島になっています。学校やレストランがある島もあります。
ウロス島では、ウロス島で生活するウル族の女性たちが歌で歓迎してくれました。地面も家も船もすべて葦で作られています。歩くとフワフワしていて慣れるまで変な感じです。
葦は万能で、しんどい時や熱が出た時におでこに貼るそうです。日本で言うネギみたいなポジションですね。食べられるのですが、水分が多くモサモサしていて特に味はしませんでした。
葦でできた船に乗って、ウロス島を周遊します。ウロス島がかなり大きいことが分かります。すべて葦でできているので、すごい労力ですね。ただ、私としては全面に観光客が乗っていた船がとまっていて、観光地化されているウロス島がちょっと残念でした。
船から戻ってきたら、浮島の作り方や生活の様子についてかわいいミニチュアを使って説明を受けました。浮島は、葦を束ねて十字になるように重ねるだけで出来上がるそうです。もし同じ島内でケンカしたら、島を大きな刃で切り離せばいいと冗談おっしゃっていました。
家の内部です。ベッドが一つあるだけで、棚などはありませんでした。電気は太陽光パネルから持ってきているようです。
タキーレ島
チチカカ湖内の大きな島です。
港からはずっと上り坂で、息が切れます。長い間高速ボートに乗っていた体にはちょうどいい運動になります。
向こう岸にボリビアが見えます。
水がとてもきれいで、海底が見えます。
お昼ご飯は、島民の家でいただきます。
メニューはパン、キヌアスープ、チチカカ湖で採れるマス(Trucha・トゥルチャ)または卵焼きです。まさかのべリタリアン向けに卵焼きが用意されていて驚きました。
島民は自給自足の生活をしています。車もないので、空気も澄んでいてとても気持ちがいいです。ここに一か月住んだら肌トラブルと無縁だろうなと感じました。
ちなみに、私の行った島民の家のトイレは水洗ではありませんでした。水汲み式です。
島民は、民族衣装を着ていました。もはや観光客向けにあえて着ているのかな??っていうくらい皆さん民族衣装で驚きました。統一感があってかわいいです。
感想
プーノと言えばコレ!というくらいド定番のツアーです。ですので、プーノに行った際はぜひ参加してください。
私は、すごい期待値高めで行ったので、観光客慣れしすぎ&観光で生計を立ててるウロス島には残念でした。何をするにもチップを要求される感じが…ちょっと疲れました。観光客慣れしていない家庭の島に訪問したかったです。