ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

ペルーに来て丸5ヶ月。自分の中の変化。

ペルーに来て丸5ヶ月になりました。自分では変わっていないつもりでも、振り返ってみると5ヶ月色々あったなぁと思います。

まず自分でも驚いた変化は、

動物にビビらなくなったところです。 

日本にいた時は、一度もペットを飼ったことがありませんでした。動物を見るだけで体がビクッってなって、逆に動物がビビッて逃げるくらいです。動物がいたら歩く道も変えていました。

自分にとってのヒエラルキーはトップが動物でした。恐れの意味で。 

今は、家に大きな犬がいます。決して大人くないです。常に吠えて、動き回っています。窓越しに、毎日挨拶しています。ちょっとずつ愛着がわいてきました。

職場には猫がいます。ところかまわず、デレーンと寝ています。

街中にもたくさん犬がいます。リマのいいところは、野良犬ではない点です。(地域によっては野良犬かも。)東南アジアや南インドのように、明らかな野良犬はいません。いたとしても飼い犬のようなきれいな犬が大人しくいます。 

まだ動物を触ることはできませんが、拒否反応はなくなりました。自分が動物が苦手だったのは、接したことがないからだとわかりました。所謂、食わず嫌いです。そして、「自分は動物が苦手」と強く意識しすぎて、逆に動物苦手キャラになっていたのかもしれません。

まだ動物大好き♡とまではなっていませんが、日本に帰るころには動物を触れるようになっている気がします。

 

他にもペルーに来てあった変化は、

スマホの通知を鬱陶しいと思うようになった。

日本にいた時は、即レスをモットーにしていたので、音とバイブの通知設定をしていました。メッセージの未読がないか気にしすぎて、高頻度でスマホをのぞいていました。

今は、日本とペルーのスマホを2個持ちしています。時差の関係もあり、寝ている間に日本のスマホに通知がたくさん来ます。起きてしまうので、日本のスマホをミュートにしました。すると、なにか肩の荷が下りたような感じがしました。スマホチェックは自分の中では当たり前にしていた行動ですが、どこかプレッシャーやストレスがあったみたいです。

電子書籍でビジネス本を読むようになった。

活字が読めません。読んでいても目の運動なだけで、頭に入ってきません。中学の時に読書感想文を月2冊書かないといけませんでしたが、毎月提出しないで怒られていました。

日本にいたころは、活字を読まない代わりにテレビをみて情報を得ていました。ずっとチャンネル回し続けて、家にいる間はずっとテレビ見ていました。「どこの交差点でひき逃げがあった」等、超ローカルニュースにも強かったです。

ペルーはNHKはあります。家はリビングにテレビがあり、家族がずっとテレビを見ています。そのため家で日本語のわからない家族の前でNHKを見る勇気はありません。

じゃあ、どうやって情報を得るか考え、電子書籍の定額読み放題を始めました。私は通勤で片道40分前後バスに乗っているため、バスの中でも電子書籍を楽しめるので、大変便利です。

SNSに投稿するようになった。ブログもはじめました。

mixiは投稿していましたが、Facebook・Twitter・Instagramはアカウントがあるだけで投稿はしていませんでした。ペルーはFacebookのデータ通信無料で、Facebookのやりとりが活発です。

Facebookも数年間していなかったのですが、ペルーに来て再開しました。空き時間も多いし、「ペルーでの、日本とは違う生活を発信したい」・「元気だよとアピールしたい」・「私のペルーでの生活を見て、ペルーに興味をもってもらいたい。あわよくば、ペルーに来てほしい」という思いで、投稿も始めました。

同様の理由でブログも始めました。まさかこんなに続くとは思ってもみませんでした。

乗り合いバス・コンビに乗るようになった。

日本では廃車だろって言うような小さな車に乗客がひしめき合うように乗っているバスです。スリの危険もあり、見た目も乗る気にはならないので、ペルーに来たときは絶対乗らないと思っていました。しかし、大きなバスと違って安いし、乗りたいところで乗り、降りたいところで降り、運転手との距離も近いので初めての場所でも質問しながら乗ることができます。意外と便利で、今となってはコンビに乗るのは平気になりました。

 

 

まだまだ変わったところはたくさんあります。挙げたらキリがないです。たった5ヶ月ですが、こんなに変わったんだな、変わってしまったんだなという思いです。

2月の初めに日本の小学校にインターネット授業でペルーを紹介する機会がありました。「ペルーに来て間もないし、ペルーについて何も知らない。もっと詳しい人がいる。なぜ自分なのか。」とまだペルーに染まっていない・日本にいた時と自分は一緒だと思っていましたが、児童からは「ペルーの先生」と認識され、すごい違和感がありました。それから、自分がペルーに来てちょっとずつ変わっていることに気付き始めました。

2月はこの変化がもどかしく、変わっていく自分がどこか怖くて、イライラしていることが多かったです。ペルーに馴染みたいのか、日本にいた時のままでいたいのか、自分でもよくわからなかったです。

あと1年7ヶ月、どうあがいても、どう苦しんでもペルーにいます。将来、私が日本は住もうと思えばいくらでも住んでいられます。この先、縁がないとペルーで生活することはないと思います。だから、ペルーにいる間は、ペルーに馴染む努力をすることにします。と言っても、すぐには切り替えられないので、poco a poco(少しずつ)です。まずはペルーの悪口を言すぎないことから始めます。

日本に帰るとき、自分がどう変わっているのか楽しみです。