ペルーの母の日は本気です
今週のお題「母の日」
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母の日、ペルーもお祝いをします。
日本は正直、各企業の戦略に乗せられている感を感じますが、
ペルーは違います。心から母に感謝を伝える日のようです。
家族みんなで集まって食事をしたり、プレゼントをしたりします。
本気っぷりに素敵だなと思う反面、ちょっと重すぎるな…と感じる部分も。
今回はその驚きエピソードをご紹介します。
ep.1 母の日だからお店が閉まる
もちろん店員さんにも母がいます。店員さんも母をお祝いできるように、働かなくて済むように、閉まるお店が多いです。
店頭、Facebook等に「母の日の営業時間のお知らせ」がたくさんありました。
ep.2 母の日だから帰省する
プラネタリウムに来たお客さんで、40代くらいの姉妹がいました。お二人の話すスペイン語がどこかペルーの発音ではなかったので、質問してみたところ、
ペルー生まれペルー育ちだが、今は姉はメキシコ、妹は イタリアに住んでいる。母の日に合わせてペルーに一時帰国をしている。
とのこと。
私としては???????????????って感じです。
母の日のために外国から帰省????????
ほんと理解に苦しみました。ちょっと車で数時間のところに住んでいるとかではありません。航空券だけでも数万します。カレンダー的に前後に祝日もありません。
母の日にかける熱意がハンパないです。
この姉妹が特別というわけではありません。
もう一人、母の日のためにスウェーデンから帰国している人を知っています。
外国に住む日本人で、母の日だから日本に一時帰国する人はなかなかいないんではないでしょうか。
ep.3 職場で母の日イベント
なぜ職場でイベントがあるのかわかりませんが、ただイベント好きなだけですが、
職場で母の日イベントがありました。
女の職員が会議室に集まっておかしやコーヒーを飲みながら、お互いをねぎらうイベント。
各々、家では母かもしれないが職場では母ではないから、わざわざ職場で母の日イベントする必要なくないか?と私は思ってしまいます。それも就業時間内に。
ちなみに、3月の国際女性デーに合わせて盛大なイベントを職場でしています。
また、職場で母の日イベントはペルーではメジャーのようです。他のJICAボランティアの職場でもイベントあったようなので。
ep.4 職場から私の母に感謝の言葉
職場の人たちは、私が単身ペルーに来ていて日本に母がいると言うことを知っています。そのため、職場ですれ違うと「日本のお母さんによろしくね。」ってすごい話しかけられました。
私が最も驚いたのは、金曜日の帰り際、警備員のお兄ちゃんに呼び止められて「職員一同、日本のお母さんの健康を祈っているよ」と真剣な顔で言われたことです。真剣な顔すぎて、もはや口説かれてるのかな?と勘違いしてしまいそうでした。
職場の人が、私の母のことまで考えてくれており、素直にうれしいですし、とてもありがたいです。
以上、ペルーの母の日事情でした。
本気っぷりに、「巻き込まないでくれ」とイヤイヤ感がすごいありました。ホストマザーの母の日期待しているからね!オーラとか正直しんどかったです。
しかし、純粋に”母”に感謝するペルー人を見て、私ももっと優しい心を持たないといけないなぁと思いました。
ちなみに、私はと言うと日本の母にはメッセージの見送りました。姉がプレゼント送ったみたいなのでまぁいいかなって思いました。ホストマザーにはマニキュアを渡しました。渡したら、その場で指に塗って喜んでくれました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!