ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

日本の梅雨よりツライかもしれないリマの天気。実は1年のうち半年は曇っています。

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

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リマの気候・天気

日本にいた時、天気予報をみない日はありませんでした。それはもちろん、常に天気が変わるからです。

晴れたり、雨が降ったり、風が吹いたり、暑かったり、寒かったり、、、毎日天気は異なります。

 

その点、リマは代わり映えしません。

なぜなら砂漠気候で雨が降らないからです。気温も年平均20度前後です。

街を離れるとこのようにすぐ砂山が現れます。

 

これが6月7日の天気予報。リマに来てから天気予報見ません。

 

これだけきくと、かなり住みやすい街だと思うかもしれません。

 

実際、雨が降らないのはかなり住み心地いいですが・・・。

 

数字だけでは分からない、住んでみないと分からない落とし穴があります。

 

夏(12月~3月ごろ)は酷暑

気温は25度前後です。気温はそこまで暑さを感じさせません。

この時期は、快晴が続き、”暑いけど夏!”って感じがします。

ただ、日差しがものすごく強いです。

大阪は北緯34度、リマは南緯12度。赤道に近くなるとこれだけ太陽光を浴びなければならないのかと絶望しました。

写真だけでは伝わらないんだろうな・・・。

ほんとに日差しが強いです。

青年協力隊仲間が熱中症に倒れる人もいましたし、日本から来た友達も熱中症になりました。

リマの夏、余裕じゃんと思われた方、、、

 

実はリマの建物には基本的に空調設備がありません。

そのため、とても暑いです。空調設備慣れしている日本人には、耐え難いです。

なぜこんなに暑いのに、クーラーないの??と不思議です。

気温的に空調設備がなくても生きていけるので、空調設備を設置する費用を考えるとコスパが悪いそうです。

 

冬(6月~10月)は曇り

砂漠気候で雨が降らないのに、曇りです。

本気で曇りです。

夏の太陽はどこに消えたの!??と不思議なくらい曇りです。

どこもかしこも曇りです。

インスタ映えするはずの海もこの通り、曇り。

たまたま曇りの日に行ったわけではありません。

ほんとに曇りです。

インスタ映えしない普通の街並みでも曇り。

ちなみに、このリマの曇り天気のことを、「LIMA GRIS(リマグリス)」と言います。意味は簡単で、「灰色のリマ」と言う意味です。

 

これだけ曇りの日が続くので、平均気温が18度でも体感はとても寒いです。太陽の熱を享受できません。

ヒートテック、セーター、ダウン着ています。真冬の格好です。

これも、夏と同様、建物に空調設備がないので、どこにいっても寒いです。

 

そして、これだけ曇りの日が続くので、洗濯物が乾きません。

日本の梅雨より長期間です。

そのため、ペルー人はアイロンをして服を乾かします

Tシャツも靴下もアイロンします。

アイロンしないと言うと、引かれます。

 

夏から冬にかけて雨がチラチラ

5月から6月にかけては、季節の変わり目のため雨がチラチラ降ります。

傘は使うほどではありません。霧吹きより少ない程度の雨です。

地面全体が濡れるほど降ったりしません。雨上がりみたいなこの写真も実は雨降っています。

しかも雨は、夜から朝にかけてのみ降ります。昼間はめったに降りません。

そのため、通勤時間は雨降っていることが多いです。

東京で雪が降った日に混乱するように、リマも雨が降った朝はプチパニックです。

車のワイパーを使う習慣がないのでフロントガラスが水滴でいっぱいになってノロノロ運転になったり、道で転ぶ人がいたり、、、。

ドアにはダンボールや新聞紙が置かれ、靴の水気を取ります。

めったに雨の降らない砂漠気候のリマで、チラチラ雨が降ると、

普段はイラチでがんがんなペルー人が忍び足になって歩くので、

そのギャップが新鮮です。

「あれ?普段の勢いはどこにいったの??」って。

 

 

早くも既に太陽が待ち遠しいです。

太陽が出たら出たで日差しが強いので、曇って欲しいと思ってしまいます。

ほんとないものねだりです。