ペルーで人生の春休み

青年海外協力隊による首都リマでの生活の様子やマチュピチュ以外のおすすめ観光地をご紹介。

【ペルーで体験したカルチャーショック】数の数え方が日本とちょっと違う!?

今回は、めずらしく海外生活あるあるのカルチャーショックを紹介します。と言っても、リマの渋滞や治安についてだとひたすら愚痴になってしまうので、カルチャーショックとしては珍しい【数】に関することにしました。

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おつり編

突然ですが、ここで問題です。

あなたは今、お菓子屋さんにいます。100円のおかしを6個買います。レジで1000円札を出しました。さて、おつりはいくらでしょうか。

 

みなさんは、この問題どう解きますか?

私なら、

1000 - 100 × 6 = 400

と考えます。

「支払った金額」 - 「購入金額」 = 「おつり」

と計算する人が多いと思います。

 

しかし、ペルーでは、

100×6 + x = 1000

つまり

「購入金額」 + 「おつり」=「支払った金額」

と考える人が圧倒的に多いです。

日本人のように引き算として考えません。

 

しかもここであえてxと書きました。

 

なぜかというと、、、

お店の人がおつりを出すときは必ず手元に大量の小銭を握っています。

そこから100円玉を一枚ずつ取り出して「700円」、

もう一枚出して「800円」、

もう一枚出して「900円」、

最後に出して「1000円」

と言っておつりを支払った金額に足していき、購入金額になったらやめると言う形だからです。

いきなりポンと400円出しません。

 

そのため、日本だと400円のおつりだと100円玉4枚になりますが、

ペルーではこのカウント式のため、50円玉8枚になることも、50円玉4枚100円玉2枚になることもあります。

小銭持ちになることが多々発生します。

 

小銭1枚ずつ数えてくれるため、おつりのミスはなくなりますが

とても違和感があります。

時間もかかり、催眠術にかかったような気がしてしまいます。

いまだ慣れません…。

人数編

またまた、ここで質問です。

あなたは今誘導係です。定員50名の部屋にすでに45名が着席しています。外には人が並んで待っています。満席にするためになんと言って人を誘導しますか?

 

さぁ、みなさんはどう言いますか?

私なら「あと5名様、お入りください。」と言います。

考え方としては、

45 + 5 = 50

です。

現在の着席人数を基準に考えていると思います。

 

しかし、ペルーの人たちはこういう時に

「不足の5名様分、お入りください。」と言います。

考え方は、

50 - 5 = 45

です。

満席の人数を基準に考えているのです。

 

そのため、私がプラネタリウムで「あと●●人、入ってください。」と言うと、

ペルーの人たちは「????」となってしまっています。

 

おつりとは逆の発想になっています。

なんか面白いですよね。

結局は同じことなんですが、いまだに慣れず表現の違いでモヤっとしてしまいます。

 

気づきにくい、こういう小さな違いが生活で起こり、気づかずお互い「あれ?なんか違うけどまぁいっか」とモヤっとしながら過ごし、ちょっとずつすれ違いができているのかもしれませんね。

 

ちなみに、ペルーではチャーハンはフォークで食べ、ケーキはスプーンで食べます。

日本と真逆すぎて驚きました。

ただ、これも言うほどのことでもないしなと思って毎回スルーしていますが、やはり毎回チャーハンにフォーク出てきたらモヤっとしてしまいます。