テキストとはちょっと違う!? ペルー流スペイン語の挨拶
スペイン語の挨拶
ざっくりとよく使うスペイン語の挨拶です。
- Buenos días:おはようございます。
- Buenas tardes:こんにちは。
- Buenas noches:こんばんは。
- Hola:やぁ!
- ¿Qué tal?:どうだい?
- ¿Cómo estas? :元気?
- Chao:バイバイ
- Hasta luego:またねー!
- ¿Cómo te fue?:今日はどうだった?
- Todo bien:いつも通りだよ。
ペルーで生活して半年。ちょっと習っていたのと違うな?と思ったことをご紹介いたします。
ペルー流挨拶の謎①
ペルーの人も挨拶を大事にします。すれ違うと挨拶をします。その時、ほぼ100%、
「Buenos días! ¿Cómo estas?:こんにちは。げんき?」
と言われます。
これだけの情報だと、普通じゃんって思われると思いますが、普通じゃないのです。
なぜならすれ違い様に¿Cómo estas?と質問しているのに、歩き続けるからです。
こちらが答える隙を与えてくれません。
私は勝手に【質問逃げ】と名付けています。
私は一人誰も聞いてくれていない中で、「Buenos días! Estoy bien.......:おはよう。元気だよ」と段々勢いをなくしながら答えます。
答えを聞く気がないのに質問をしてくるという謎な事案が発生するのです。
初めの頃は疑問でしかなかったですが、段々とペルーの人は ¿Cómo estas?は特に質問だと思っていないのではと感じるようになりました。
と言うことで、私の中での勝手な解釈として、
ペルー流あいさつは¿Cómo estas?まで含めて一単語と言うことにしました。
- Buenos días! ¿Cómo estas?:おはようございます。
- Buenas tardes! ¿Cómo estas?:こんにちは。
- Buenas noches! ¿Cómo estas?:こんばんは。
決して答える必要はありません。ただ、同じように挨拶し返せば大丈夫です。
ペルー流挨拶の謎②
職場からホームステイ先に帰るとママがいつも「¿Cómo te fue?:今日はどうだった?」 と聞いてきます。
それに私はいつも「Todo bien:いつも通りだよ。」と答えます。答えにバリエーションはありません。
なぜなら8割スペイン語力が足りない、2割ほんとにいつも通りだからです。
すると、だんだんママも慣れてきて「¿Cómo te fue? Todo ?」と聞いてくるようになりました。
おいおい、ママがTodoまで言ったらbienって答えるしかないやないか…と思いながら、「bien」と答えるようになりました。※【Todo:すべて】、【bien:良い】と言う意味です。
誘導尋問ですね。
それだったらなぜ「¿Cómo te fue?:今日はどうだった?」 聞くのか、謎です。
私の中で勝手な解釈として、
- ¿Cómo te fue?:おかえり
- Todo bien:ただいま
ということにしました。
ペルー流挨拶の謎③
プラネタリウムで私はお客さんに上映中の注意を言うのですが、
お昼12時の回で、「Buenos días:おはようございます。」と言ったときにお客さんから「Buenas tardes:こんにちは。」と返ってきました。
それに、仕事終わりに同僚から「12時はBuenas tardesだから」と注意されました。
ペルーの人は日本に比べるとやはり時間にルーズです。時計を見るという習慣はありません。時間を気にしたとしても前後30分くらいは誤差があります。会議が始まる時間になっても誰も来なかったりって言うのは日常茶飯事です。
また、ペルーのお昼ご飯は午後1時頃から食べ始めます。日本のようにお昼は12時からと言うわけではありません。
でも挨拶はそんな厳密に区別するの???ととても驚きました。
気にするところ、こだわるところが違うところにカルチャーショックです。
以上、今回はペルー流挨拶をご紹介いたしました。教科書とは少し異なる用法です。初めは慣れませんが、ペルーに来たらペルー流の挨拶で!